中年の意地の復活?山歩き再開レポート目次

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昨年は夏以降、休みの日に頼まれて野暮用をこなしていたので結局、秋口は一度も山に行かないまま終了。気づけば年度末というくらいとにかく公私共に忙しい後半戦だった。

5月の大型連休には絶対山に行こうと思っていたのだが、山歩きをご無沙汰していたこともあって、また足慣らしがてら奥高尾にしようか、それともちょっとステップアップして丹沢に行くか迷った挙句、同じ休み中に2度山行することはできないだろうから、一粒で二度おいしい丹沢に決定。
連休中には大勢の人が集まって、表尾根は騒々しいということではあったが、ルートを外れてしまう可能性は少なくてすむので、初心者は人の多いメジャーな時に行く方が良いだろうとも思った。
5/3早朝5時頃のJR南武線に乗って登戸で小田急に乗り換えて秦野へ。約1時間ちょこっとで到着。
本当はヤビツ峠行きのバスで行けば良いのだろうが、ヤビツ行きの始発バスは8:18なので最初からこれに乗る気はなくできるだけ行動時間を稼ぐために早く出て蓑毛から歩くことにした。6:30に行動開始。

約1時間歩いてヤビツ峠に着くと既に駐車場は満車状態。たくさんの登山者が山に入っているようだ。
富士見橋から山道なり、結構な急登が1時間ばかり続いたあと最初の目標ポイント二の塔に到着。写真は二の塔から望む三の塔。背丈の低い笹野原をぐいぐい上がって行くと15分もしないで三の塔に着く。
ここに来ると縦走路の全容が見えてくる。第一ゴールの塔ノ岳ははるか遠くの稜線上に見えるのだが、その尾根筋の長さに若干の気後れを感じる。
三の塔からの急な下りを下りると再び少し登って烏尾山に着く。しばし休憩した後、行者岳、新大日へ向かっての登りに向かう。
この日はGW終盤の休みの頭ということもあって、家族連れや若いカップルも多い。
登山ブームということだがそう言われれば、中年、熟年夫婦やグループもかなりの割合でいて黙々と急勾配の登りに向かっている。山屋さん然とした人が少ないのはこの山域の特徴なのだろう。
けっこうアップダウンがあるので正直なところ予想していた地図のタイムどおりにはいかなかった。
増してあちこちでカメラを出しては撮影しているものだから、尚更で予定の5割り増しくらいの時間がかかっている。
が、いつもならここでタイムを詰めるためにダッシュし始めるのだが、全体が長丁場でコースのアップダウンが随所にあるので今日は一足延ばして丹沢山泊まり。
だから、夕方までに小屋に入れれば良いので、焦る必要もなし。
よく考えてみたら小屋泊まりは初体験。食事を2日分持たないで良いので本当に助かる。

道の途中にはちょうど見ごろの山桜が随所に咲いている。ここの桜の種類はよく分からないが、ざっと見る限り数種類あるようだ。丹沢についてのホームページを拝見すると、ここの地域固有の種類などもたくさんあり、今まで聞いたこともない名前のものもあるので、改めて調べてみようと思う。

丹沢の花のHPに良く出てくる「シロヤシオ」というのはツツジの仲間らしいのだが、どの辺りにあるのか、どんな花の姿なのかチェックするのを忘れてきてしまい、今回は出会えそうにないというのか、もし会っても分からない、という感じ。
とはいえ、今は歩いて予定を大外ししない程度に目的地である丹沢山のみやま山荘にたどり着くので精一杯。
途中、行者岳の下りの鎖場でちょっとおかしな足の着き方をしてしまったのか膝の辺りが徐々に痛くなってきた。少しずつペースダウン。下りがだんだん辛くなってくる。こういうトラブルは初めてのこと。大したことなく済んでくれれば良いのだけれど。

行者岳から遠望する書策(かいさく)小屋と新大日茶屋の風景。この山に初めて入ってみて、けっこう次の目標へ次の目標へと頑張れるのは、休憩場所となる要所が一望できることだったり、二の塔まで急登した後は区間が短く息抜き場所が大体20〜40分以内ということだろうか。
これが樹林帯でまったく先が見えなかったりすると初めてここに来た自分は不安に思ったかもしれないが、割とお気楽に行けたのはこういうコースの分かりやすさだったかもしれない。
この時期、まだ周辺の木々に葉がついていないので遠望がきくのも良いんだろうと思った。真夏になって木々の葉がついて風通しが少し悪くなってくると汗だらだらになるのかもしれない。

丹沢初山行 [1] [2] [3] [4]  
   
  2005年09月04日

 

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