中年の意地の復活?山歩き再開レポート目次

山頂の茶店は便利だけれど元気は削げる・・

とりあえず、6/14には晴天の関東の山並みを眺めて、不謹慎だとは思いつつも陣馬山頂であまりに暑いので、つい売店のカキ氷カップに手が伸びてしまった。

まぁそういう環境なので良いではないですか、自分自身に語りかけながら、食べたカキ氷はやっぱり不謹慎ながら「おいしかった。」
ちっとも下界から身体が変わっていない証拠だなと痛感してしまった次第。おいしいけれど、早くこれから抜け出さなければという軽い焦りを再び感じ始める。名古屋にいた学生時代に歩いていた鈴鹿は茶店はもちろんなかったけれど、場所により道も怪しいところが多かった。なので装備も多少トラブルがあっても対応できるようにいつもフル装備で歩いていたし、コース&エスケープルートも大体即答できるくらいには予備知識も持っていたので何の準備もなく行けてしまう縦走というのには少々戸惑いがある。

そういう気持ちに拍車をかけさせてしまっているのが、茶店なんだと自分なりに判っている。
あまりに普通にありすぎて今まで歩いたことのある山と違って嫌なんだろうな、と思う。山頂や峠付近に売店があるのは関東の山の特徴と書いてあるHPも幾つか見かけた。 「そうか、そうだったんだ!」と妙に納得して、今のがっかりさ加減が決して一人だけのものではなさそうだと判ってちょっと安心しているこの二週間ばかりである。
お江戸の昔からこの辺りの低山は街道だったり、集落と集落をつなぐ生活道路だったはずだから、そこには茶店があって然り、のはずと一人納得状態なのだ。そこはかつて行っていた山と違って当たり前と思うことにした。
早く普通の山小屋の気配に出会いたいので、今は単独で行けそうな丹沢表尾根を平日の休みに行こうと画策中。

ザックが身体と相性悪いようだ・・・・

ドイターのザックも3回目の山行まで背の汗濡れの少なさや荷重が少々変わっても背負い心地が変わらないのでけっこう満足していたのだが、背面長が合わないのか、胴が単純に長いのか重量が20kg近くなってくるに従って空気の通り道を腰の付近で確保するために厚めに縫い付けてあるヒップベルト兼用のパッドが腰の中途半端な位置に当たってしまって下山にかかると異様に腰を圧迫して痛い。

これも通販でカッコだけ見て買ったのが悪いからであってザックが悪いのではないのである。大原則中の大原則だったはずなのだけれど、実際に荷重をかけて背負わないで買うヤツがお馬鹿さんなのである。20年も経って山道具もうんと進歩しているから、基本サイズと対象山行モデルが合えば、それでOKなどと思った私が馬鹿だったと思っても後の祭り。
20kg以下ならこのザックもOKなので、使う場所と行程によって登場したり、しなかったりする予定。

最近のザックの装備というのか仕様というのか、背面の空気の流れを意識したものが多いようだが、オジサンたちにどのザックがどういうメリットがありそうなのか正直なところ、商品の効能書きに書いてあること以外判らないのも事実。
クライマーではないし、かといってサンデーハイキングのみという気もないし、という自分などはどの辺のレベルで買えば良いのやらと悩んでしまった。

ガラにもなく慎重すぎる自分が気持ち悪い

何だかこの5月から始めた山歩きに恐ろしく慎重になっている自分の姿がブランク期間から言えば当たり前なのだが、それにしても1000mクラスの山で躊躇している自分が気持ち悪い。これが年齢の実感というものか・・・・?
一人で動いている所為もある。怪我したり捻挫したら、明らかに人に迷惑をかけてしまうから戸惑っているというのは大きい。
「仲間を作る?」こういう事もセリフ的に脳内に現れては消えるのだが、自分よりも経験の少ない人間を2000mクラスのところまで連れて行く自信もない。

自分よりキャリアのある人間と一度でも二度でも山行を行わない限りは今の慎重さは取れないだろうし、無謀に単独行してABSとなってしまうのも嫌だ。
(A=あの B=バカ! S=遭難しやがった)
当面は大人しくやってましょう。多分、何かの機会で丹沢、奥多摩と関東エリアを歩いているうちに自然に取れてくる不安の類だということにして。

無理したいけど無理したら怖いなという、今までの日常の中で一番慎重な自分が今、ここにあるという気がする。

「どこまで登りたいのかなぁ。」と昼休みなるとぼさぁ〜っ考えている。
とりあえず、この7、8月は本当の自宅からすぐに行ける妙高山と火打山が目標。一応、ルートも把握はしてあるし、何より過去に行ったことがあるから一応はOKのはずだと思っている。

ところで写真のヒトリシズカは普通に一人だけで静かにしているのだが、歩いているうちにフタリシズカを見かけた。ここまでは当たり前。もっと歩いていくと時々フタリシズカが3人になったり、4人になったりしているのも見た。麗しき乙女も三人以上集まってしまうとただただ姦しいのではないか。

ちょうど今は仕事がピークで山に行っている時間の余裕がうまく取れないので、7月に自宅に戻ったら妙高山のレポートでもきちんと出せるように準備だけはしておこうと思っている。次の出張兼帰省はザックを背負って帰るのである。

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  2005年09月04日

 

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