<調理>
豚バラ肉はフライパンでしっかり狐色になるくらいまで表面を焼き固めておく。この時に鍋にたくさん出てくる脂は捨てる。
焼きあがったら適当な大きさ(5センチ角になる程度)切り分けておく。
切り分けた肉は蒸し器に入れて、中火で一時間くらい蒸す。
蒸しあがった肉を調味料を入れた煮汁で沸騰しない程度の火加減でゆっくり4時間くらい煮る。焦げ付きを防ぐ目的も兼ねて鍋の底に昆布を敷いておくようにすると出汁が出るのと火の当たりが柔らかくなるのと両方兼ねて良いようです。
煮汁を十分に回すために落し蓋をしてください。アルミ箔で十分です。
<味付け>
味付けは酒、昆布だしを中心にして味醂、砂糖、醤油を使って煮始めは「ちょっと薄甘いかな」と思うくらいで結構です。煮汁が段々と煮詰まって濃い味になりますので最初から味を仕上がり程度までに決めてしまうとしょっぱい角煮になってしまいます。
この分量の割合が良いというのは自信がないので書けませんが、薄めの肉じゃが程度の甘辛さにして終盤で薄ければ醤油、味醂を足すようにして調整しています。
もし、ガスコンロの火を最小にしてもボコボコ湧いてしまうような時、火の当たりを和らげるために魚焼き網をコンロの上に置いた上に鍋を置いてやると実にトロトロの柔らかい火になりました。
煮上がったものを一晩煮汁に漬けっぱなしにしていると煮汁の塩分で肉の水気が飛んでしまい、口当たりの固いものになってしまいますので、煮上がった状態で食べてしまうのが一番柔らかく食べられるタイミングだと思います。
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