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讃岐うどん房鶴越は讃岐のうどんに一目ぼれしてしまい、香川で製麺を学んで来たことがきっかけで2008年9月3日に新潟県上越市にオープンしました。 その店も皆さまのお蔭で上越で定着し5年を経過し、讃岐うどんの楽しみ方を見つけた方がたくさん生まれたことも嬉しい限りです。 開業前の2008年のゴールデンウィークをはさんだ3週間、私は香川と高知で「お遍路さんお接待うどん」という企画を行いました。 それは歩き遍路をなさっているお遍路さんに無料の食事として自分の作ったうどんを提供し、お遍路さんを労う意味と自分の腕を磨くことの両方を目的としていました。 この取り組みに四国のメディアの皆さんが興味を持ってくださり、いくつもの新聞やメディアに登場させていただきました。 香川は、日本一小さな面積の土地に東京都内のマクドナルドの店舗数を上回る約900のうどん店がひしめき合う、文字通り「うどん王国」です。そのうどん文化は新潟人の想像力をはるかに超えたところにあり、当地では、それが当たり前のものとして綿々と受け継がれ、そして現在も進化しています。 全国平均のうどん消費量の三倍を香川県民は食べている… 太くて硬くて食べ応えがあるのが讃岐うどん、という常識も現地では「細めでしなやかな柔らかさの中に弾力豊かで歯応えのあるうどん」が徐々に増えて来ていますし、中華料理や洋食とコラボレーションしたうどんも登場しています。 冷凍讃岐うどんが香川の大手製麺会社から広く全国に販売されるようになって讃岐うどんが普及しましたが、うどんは使用する粉の銘柄、水と塩加減、気温、湿度、作り手の体重や手順、熟成時間、鍛え方、切り方の一つ一つの違いが麺の食感や旨味を大きく左右し、同じ材料を使って同じ場所で作ったものでも、三人三様のうどんができるのです。 雪深い北国では、うどんの専門店が極めて少ないためにうどんの本当の美味しさに出会っておられない方が非常に多いのです。 その上で「玄関を開けたらそのまま讃岐」というロケーションづくりをしている当店を存分に楽しんでいただきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。 鶴越店主 小川隆治 このサイトの管理は讃岐うどん房鶴越(つるこし)店主・小川隆治が行っています。 Copyright(C) 2008 sanuki udon bou tsurukoshi.All rights reserved. |