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贅沢汲み上げ豆腐

材料(概ねの量なので絶対に!あてにしないこと)

豆乳 500cc
にがり(豆乳にくっついてきたオマケ)1袋

イクラの醤油漬 お好みの分量で

<手作りの豆腐を作ってみる>
今、スーパーの豆腐売り場に首ににがりをぶら下げた豆乳がありますね。あれを買ってみましょう。おいしいお豆腐が楽しめますから。作り方はとても簡単。焦らなければ必ずできます。私は別途入手した凝固剤を使用しましたが、結果は同じです。

豆乳は冷たい状態のままでにがりを混ぜ、そっと攪拌しておきます。
ステンレスのボールなどににがり入りの豆乳を入れ、上にラップをかけて蒸し器にかけます。最初は強火で10分、あとは弱火で20分くらい加熱します。 早く固めようと思って加熱しすぎるとザラザラしたものになってしまうので焦りは禁物です。
時々、固まり具合を見ながら時間を調整していってください。豆乳の成分によっては作り方の表示通りでは固くなりすぎたり、なかなか固まらなかったりします。
柔らかいミルクプリン状になり、豆乳の中の水分が透明になっていたらもう出来上がり。ザルに布巾を敷いて15分くらい自然に水を切ります。(写真のものは早く食べたいがために水を切らずによそったので水が出てしまいました。)

温かみが残っているうちにイクラを好きなだけ乗せて食べてください。お醤油は不要です。

<余談>
イクラの醤油漬を作ってかなり大量にできたので彩りだけで最初乗せてみたのですが、「ひょっとしたら生臭いかも」と恐る恐る口に入れてみたら、口中幸せになりました。
市販の豆腐では味わえない温かさ、柔らかさ、豆乳の甘さがイクラの柔らかい塩味と一緒になってまろやかふくよかな味わいでした。決して配色だけではない旨さ発見です。
このレシピは公開した途端に「単身赴任してそんないいもん食ってんのかよ(+ +#)」と叱られてしまいそうですが、手をかけて作れば居酒屋で食べるものの1/3以下で最高に贅沢ができるんですから勘弁してやってくださいませ。
もちろん出来たての寄せ豆腐は塩でもお醤油でもおいしくいただけます。

<手作り豆腐を作るにあたって>
手作り豆腐を作るきっかけになったのは偶然 そういったメニューをどうやって出そうか考えておられた飲食店の若旦那と凝固剤のことを調べていてグルコン酸というものに出会ったからでした。
凝固が緩やかで滑らかに固まるといったもので、本にがりだと素人にはなかなか難しくカッテージチーズ状のボロボロしたものしかできなかったものがグルコン酸だと安定して作れることが判りました。
グルコノデルタラクトン(グルコン酸=ハチミツ酸)は株式会社藤沢薬品様からサンプルをいただき、何度もテストを繰り返してようやく素人の自分にも豆腐らしい豆腐ができるようになりました。早々にご対応いただいた藤沢薬品の永井様には心から感謝申し上げる次第です。
製品の安定性は十二分に判りましたので、グルコン酸を業務用サイズで購入を検討しています。 (って豆腐屋さんになっちゃうの?やもめ庵)

  2005年09月04日  

 

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