川崎市高津区・ダイニング「銀の蔵」

二子新地の駅を出て右に歩くとすぐにある重厚な感じの佇まいの和風居酒屋。
海鮮モノのメニューが豊富で量もたっぷりあって、３〜４人くらいで行くのが効率よくたくさんのメニューを楽しめそうなお店で、酒の種類も凝ったものが置いてあるので、少々口うるさい人でも楽しく呑める。

ここではできたら日本酒を楽しみたい。
というのも、地酒をいろいろと置いてあるので、その日の気分で辛口を飲んでみたり、３年古酒などを楽しんだりできるのだが、なにせ盛りが良い。
酒はコップを枡に入れて出してくれるのだが、グラスからこぼして入れる量が半端じゃない。

一杯いただいてから枡に残っている量を確かめてみたら、グラスの７分目くらいになった。 都合1.4合くらいは入っていそうである。
それでいて値段は600円〜800円が中心なので銘酒居酒屋などから比べたらコストパフォーマンスが良い。

ここの料理は単価は普通の居酒屋に比べれば若干上のように思うが、 丁寧に作られた料理が全般に量が多めに出されるので、一人当たりにしてみるとけっこうお得ではないかと思って、何度か足を運んでいる。
お店に来るお客さんも静かな落ち着いた人が多いようで、行った時は毎回落ち着いて会話を楽しみながら呑むことができた。安くても客あしらいが悪くて騒々しいところでは満足できない最近だから尚更である。

幾つかサラダメニューがある中で「海の幸GINKURAサラダ」を頼む。
メニューのサブコピーが「がっつりいっちゃってください！」と書いてあったので、多分盛りはここのメニューの中でも良いんだろうな、と思っていたら、来てみてビックリ！

白い角皿（幅27センチくらいあると思う）にキンメダイ、生ダコ、エビをたっぷりのワカメとレタスに和えてあるものだが、新鮮な刺身をふんだんに使い、ちょっとした刺身の盛り合わせくらいのボリュームがある。カップルなどで行った場合は、これ一品で完結してしまいそうな感じさえする。
味は申し分なく、エビなどの火の通し加減も良い。多分一皿４人でちょうど良い。

この他に生ダコとホタテのカルパッチョも頼む。
綺麗に盛り付けられたホタテとタコには飾りつけもきちんとされていて、見た目にも楽しい。

一つ一つ出されてくるものを見ていると、ちゃんと手をかけてやってくれているのが分かって、安心して呑める。

呑みながら、たっぷりある料理を楽しむことができるのはとても良い。
店は入ってすぐにカウンター７席くらいあり、奥にテーブル席で25〜26人くらいが座れるようになっているのでグループの宴会などもやると楽しそうだ。

料理を３品くらいとって、酒を４杯くらい飲むと１人大体￥3500前後くらいなので、何を食べても外れず、落ち着いて呑めるとしたら、この金額なら◎だろう。

あとお奨めなのがサイドメニューのサキイカとバジルの天麩羅。おつまみの定番サキイカに衣をつけて揚げたものだが、これも量がたっぷりで味もうまい。メインにはならないが、良い。